都会の生活から田舎での生活になって、一番良かったなと感じたことは、あの満員電車通勤から抜け出せたことかもしれません。
夫とこの話をした時も、最初に挙がったことでした。
ヒールのあるパンプスで揺れる車内でふらつかないよう必死につり革に掴まったり、混雑した中で他人との距離を気にしてイライラしたり、、、元々神経質だったのかとても気疲れしていました。
もう一生あの生活をしなくていいと思うと安堵するし、自分の性質が都会に合っていなかったのだとも思います。
あとは、仕事と子育てで時間との闘いの日々だったので、気持ちにゆとりを持って過ごせるようになったことは大きいです。
移住してしばらくは、それまで保育園に預けてあまり一緒に過ごせなかった子供たちとの時間を取り戻しているかのような感覚で過ごしていました。
ただ、上の子はとても手が掛かる子だったので、その時期に保育園にお世話になれて助かったなという思いは正直あります。。
田舎に来てからは、完全分業制でやっていますが、とても効率がいいと感じています。
夫には仕事に集中してもらい、私が家の事、子供の事など全般に担います。
子供が手の掛からない年齢になったこともあり、夫に何か手伝ってもらいたいのに、という不満もなく、むしろ手を出さないでと思うくらい、我が家は総合的にうまく回っていると思います。
これで私が働きに出て心に余裕がない状態になっていたら、今頃ウチの家庭の雰囲気は随分違っていただろうなとも思います。
(私は、日頃は自分にゆとりを持たせて、何かの時にはすぐ動ける便利な調整弁でいるつもりです)
我が家が移住して2~3年後、都会の保育園で親交のあったママさんと連絡をとった際、『ウチも●●さんとこ(我が家)に倣って、私が仕事を辞めて静かな地域に家を買って主婦してます』と言われました。