田舎の経済・仕事事情

今から数年前の話ですが、移住して住んでいたマンションに訪問してきた住宅営業マンの話の中で

「この辺では年収400万円で土地1000万円、上物1500万円で家を建てるのが標準です。」

(頭金は親に援助してもらう人も多いらしいですが、、)

というのを聞いてビックリしました。

 

都会でフルタイム事務で働いていた20代の頃の私の年収と変わらなかったからです。

(今の都会では低い水準になると思いますが)

都会と田舎では平均年収がかなり違うことを知りました。

 

移住先で、出会った頃は専業主婦だったママたちも、子供の成長につれ、ほとんどが仕事をするようになりました。

 

私も田舎に来てから仕事を探してみたことがありますが、都会と比べて選択肢が少な過ぎて、前職の経験が活かせる仕事に必ずしも就けるとは限らないように感じました。

あっても勤務地が遠くて、ある一人の知り合いは経験のあるデザイン関連の仕事が近くになく、近くのドラッグストアでパートを始めました。

職種にこだわっていたら、都市部まで車通勤しないといけなく、朝晩の渋滞もあり、子供もいることから、そこに掛かる通勤時間がもったいないということでした。

しかしその勤務先は、土日のどちらかも出勤することが条件だったようで、旦那さんが仕事で不在のときは子供たちだけでお昼ご飯🍙🍜を食べてもらっているとのことでした。

主婦が働き手のメインになるような地域だと、子供が家にいる土日にシフトを入れない傾向が強くなるので、小売り業だと採用の際にそのような縛りがある所もあるみたいです。

 

田舎も今はどこも人手不足です。

スーパーやドラッグストア、飲食店などはよくパート募集を目にしますし、人数ギリギリで回しているような話も聞きます。

選ばなければ働き口はありますし、時給1,000円以上も多く目にします。

でも都会に比べて選択肢は非常に少ないです。

職種にこだわりたい人は、住みたい地域で仕事から先に目星をつけて、そこに通いやすい範囲の住居を検討したほうがベターなように思います。